リモート・マネジメント術
メンバーマネジメント
メンバーに起きがちな事象
- モチベーションの低下
└職場という「場」によるモチベーション担保がままならず、自立自走できないメンバーはモチベーションが著しく低下する可能性が高い
- ミスが増える
└気軽に相談しづらくなり、自己判断が増える
- 会社、上長へのエンゲージメントの低下
└何のために働いているのかと言った目的意識があいまいになり、さらには会社への帰属意識が低下してしまう
- メンタルヘルス不調
└生活リズムが崩れやすくなり、心身の不調を引き起こしてしまう
- 長時間労働化
└オンオフの切り替えがうまくいかずだらだらと長く働いてしまう
- 集中力/判断力が落ちる
- 生産性の低下
- パフォーマンス/アウトプットの質の低下
管理職に置きがちな事象
- メンバーとのコミュニケーションがテキストベースに変化
- 「サボっているのではないか」と疑心暗鬼になる
- メンバーの変化に気付けない
おすすめ
- 1on1での定期的なミーティングや情報共有の場を作る
└積極的にミーティングの場を作り、メンバーのコンディション把握と同時に親密なコミュニケーションを通じた信頼感のキープに努める
- 始業・就業に簡単なチームミーティングを行う
└できれば毎日同じ時間に実施し、チームメンバーとのコミュニケーションをルーティン化することで、チームで働くことを強く意識させることができる。また、チームならではの書け声やポーズを取り入れることでチームの結束を保つことができる
- オンラインミーティングは必ずにビデオをオンに
└相手の表情や反応が見えない状況でのコミュニケーションはストレスが多いばかりでなく、齟齬も多い。ミーティングは必ずビデオをオンにして行いたい。なお、ビデオをオンにすることで身なりに正さなければならないという意識も生まれ、仕事に向かい姿勢のベース作りに役立つ
- プラスの感情はオーバーリアクション/名前を呼ぶ
└どうしても距離感を感じがちなオンラインでのコミュニケーション。さらに「〇〇はもうやったのか」という単純な進捗確認が、メンバーの心理状況によってはからは「詰め」に感じてらあというケースも。いつも以上に褒めたり、会社を伝えることを心がけ、信頼感をキープすることを心掛けたい。さらに、親密度を強めるために名前を呼ぶことも効果的。
- ブレイクアウトセッション/コーヒーチャットなどを行う
└オンラインでのミーティングだと必要事項の伝達や重要事項の議論にのみ終始しがち。仕事の関係のないラフな会話がうまれにくいため、あえてそういった会話を引き出す場を作る。
- ミーティング内容は必ずドキュメント化する
└決定事項のみならず、結論に至った経緯やその判断の規準などをできるだけ詳細に
ドキュメント化する。オンラインでのミーティングは伝わる情報量が少ないため、個々人の受け取り方に差がでる可能性が高い。ドキュメントにより認識のズレをなくす